日本の鉄道運賃は複雑?

 日本の運賃制度
日本の鉄道は、まず普通運賃で移動することができ、快適に移動するためにグリーン券を買い足したり、急ぐために特急券を買い足したりするシステムである。

海外の場合

Korail(韓国)
海外では、普通運賃と追加料金を分けておらず、「鈍行乗車料金」「急行立ち席乗車料金」「特急特等席乗車料金」的な感じで、列車種別ごとに運賃を設定しており、乗り継ぐたびに加算される制度である。


ところによっては、飛行機やホテル等のように制限付き格安運賃と基本運賃を選べるようになっている。

距離だけでなく季節や時間帯、需要に合わせて柔軟に価格を変える運賃システムなところもあるらしい。

Trenitalia(イタリア)
制約付き格安運賃と基本料金を選べる
日や時間帯で運賃が変動する
良いか悪いか
この制度は、1乗車につき1料金1切符となり、ほかの多くの公共交通機関と同じになるのでわかりやすいだろう。今までより柔軟な運賃設定が可能になり利益率を最大化することもできる。

しかし欠点もある

今の日本の在来線では、交通系ICカード(=普通運賃)に特急券などを買い足せるが、海外式では困難である(一回出場して、特急のきっぷで再入場する必要がある)

そもそも、この海外型運賃制度は交通系ICカードと相性が悪い。新幹線のようにホームが分けられているとか、あるいは列車別改札でもない限り、改札を通った時に乗る種別を識別することが不可能だからである。

海外で電子決済を使って都市鉄道でない列車に乗るならば、クレカの類で切符を購入した上で改札に入るのが主流だ。チケットレス化は進んでいて、QRコードなどを用いてスマホで乗車できる。

さらに言えば、ほとんどの国では都市内鉄道(通勤電車)と都市間鉄道(長距離列車)の改札やホームが分離されており、都市鉄道では日本のようにICカードが普及している。

だが日本でこれをやるのが困難であるのは自明だ。


幸いQRコードとICカードの両方を扱える自動改札機は存在するので、

長距離列車はQRで都市鉄道をICカードとし、

改札内で両者を乗り換える際にICカードの処理をする端末※これは現在でも、複数の会社が同じ改札を共用する駅に設置されている場合がある

と、長距離列車の券売機をホーム上に置く

ことで実現できるのではないだろうか。

※韓国のITX青春でこのシステムが採用されているらしい

なお鉄街国では、日本式を採用している。

義務教育に「公共交通機関の乗り方」を入れることで、利用者側に知識をつけてもらうようにしている。








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